バイアグラの正しい服用方法

先発薬バイアグラ

バイアグラの正しい服用方法

ED症状の改善にはバイアグラの服用が有効ですが、その効果も一時的といえるでしょう。
あまりにも薬に頼り過ぎると身体に耐性ができ、効果を感じにくくなる可能性もあります。

ほかのレビトラやシアリスとバイアグラを即効性や効果の強さで比較すると、①レビトラ②バイアグラ③シアリスの順となります。
この順番からみるように、もしもバイアグラを常用し耐性を持ってしまうと今度はシアリスが効きにくくなると考えられます。

どのようなED薬を服用しても効果が出やすいように、日頃からストレスを軽減したり、良い生活習慣を心がけるなど準備を万全にしておきましょう。

バイアグラの飲み方

ではバイアグラはどのような内服方法をとればいいのでしょうか。

バイアグラも他の薬と同様に、ぬるま湯か水で服用することが推奨されています。
水やぬるま湯でなくても、アルコールやカフェインと一緒に服用しても問題ないと言われていますが、アルコールやカフェイン成分に対して過敏な反応があるタイプの人は避けましょう。

ただしバイアグラに含まれる成分シルデナフィルは脂溶性のため、乳脂肪が含まれるカフェオレや牛乳などと一緒に飲むと乳脂肪に成分が溶けて腸での吸収が妨げられ身体に吸収されないうちに排泄されてしまう可能性があります。

乳製品だけでなく、カロリーの高い飲み物や100%果汁ジュースなどにも脂肪酸が含まれることもありますので、一緒の服用は控えましょう。

飲み物だけでなく、食事も油分の多いものは避けた方が賢明です。

食後の2時間は服用を避けた方がいいかもしれません。胃の消化時間は約2時間ですが、その後も胃内粘膜に脂分が6時間停滞するとも言われ、脂質の代謝が遅いなどの胃腸が弱い人、胃摘出後、逆流性食道炎、慢性胃炎の人はより注意が必要です。

バイアグラの効果持続時間

製薬元のファイザーの臨床統計では、バイアグラを1回服用、または続けて飲んだときでも有効成分のシルデナフィルが3時間を経たタイミングで急な代謝がみられたと報告されています。
バイアグラを飲むタイミングや個人の体調等にもよりますが、その作用する時間は3〜5時間前後とみて良いでしょう。

一方でバイアグラがもたらす効果は8時間はあったとする意見もあり、またファイザーの臨床検査も被験者が20人と少ないことも考慮すべきでしょう。

バイアグラは空腹時が一番効く

アルコールと一緒に飲むのなら日本酒1合、ワインなら1杯程度なら影響は受けにくいと考えられますが、アルコールが身体に合わない人は目の充血や火照りなどの症状が全身の血行促進の影響で生じる可能性があります。

また、バイアグラの効果を高めるために空腹の時に飲むことをおすすめします。

バイアグラは飲んで45分〜1時間で効果が出現するものの、個人個人によって差はありますので自分の場合はどうなのか把握して使うようにしてください。

バイアグラに含まれる有効な成分シルデナフィルは脂肪分に溶解しやすいため食事後を避けた方が良いのですが、成分の吸収を早めるため胃内に食物が残っていない方が良いというデータもありました。
50mgのシルデナフィルを空腹と食後にわけ16人の成人男性に1回服用してもらうと最高血漿中濃度到達時間(Tmax)は空腹時服用のときは1.2時間後、食後服用のときは3.0時間後という平均値が出されました。

また最高血漿中濃度(Cmax)は空腹服用時は255ng/mL、食後服用時は149ng/mLという結果があり、服用後に早く効果を得たい場合にはやはり空腹の時に飲む方がよいでしょう。
場合によっては、あまりに空腹だと性欲が出ないという人もいるかもしれません。
その場合は、食事のあと2時間は空けてなるべく脂分の多い食事は控えて服用することをおすすめします。

また前述のような検査データは被験者も少なく、さらにED自体が精神的な要因で生じることが多いこともあり、それほど神経質に考える必要ないという医療者もいます。

服用時に併用できない薬

なお、塩酸アミオダロン製剤や硝酸剤といった心疾患の薬はバイアグラと一緒に飲んではいけません。それ以外にも注意すべき薬を紹介しましょう。

抗不整脈剤(ウェルビー、アミサリン、アンカロンなど)
心筋の近くにあるホスホジエステラーゼ5(PDE5)の働きをシルデナフィルが阻害するために不整脈が生じやすくなります。

降圧剤(ノルバスク、アダラートなど)
血圧の高い患者が服用する薬で、シルデナフィルと一緒に服用すると、その血管を広げるお互いの作用により、血管が広がり過ぎてしまい、極端な低血圧となります。

前立腺肥大治療薬αブロッカー(ハルナール、ミニプレス、カルデナリンなど)
中年男性に多くみられる前立腺肥大症に使用されるαブロッカーも血圧を下げる作用があります。

チトクロームP450 3A4阻害剤(シメジン、シメチジン、ダルナビル、エリスロマイシン、リトナビルなど)
シルデナフィルが肝臓で代謝されるとき、肝臓にて酵素CYP3A4が生じます。この酵素の働きを抑えるのがチトクロームP4503A4阻害剤で、この薬と一緒に飲むとシルデナフィルの代謝が遅延することで、上半身の異常なほてり(ホットフラッシュ)や勃起が持続する状態が起こりやすくなります。

飲み方や持続時間はもとより、これらの併用注意や併用禁忌については後発薬である各種バイアグラジェネリックも同じです。

レビトラやシアリスとの比較

バイアグラ以外にも、認可されているED治療薬としてレビトラやシアリスの2種類があります。

バルデナフィルはレビトラに含まれる主な成分で、この薬はバイエル製薬が製造しています。
タイプとしてバルデナフィル5mg、10mg、20mgがあり、日本では2番目に承認されました。

形状は丸く色はオレンジです。
薬の効きが早くバイアグラよりもその作用は強いとされ、バイアグラの特徴と似ていながら服用後1時間で最も効果があります。

効果発現時間で比べると、バイアグラは服用後2時間となっています。
副作用やほかの特徴に関してはバイアグラと似てますが、一部の抗真菌薬や抗HIV薬は一緒に服用することはできず、また血液透析中の人も服用はできないことを覚えておきましょう。

タダラフィルはシアリスに含まれる主な成分で、この薬は第3のED治療の薬と言われ、日本新薬より製造されました。
タイプとしてはタダラフィル10mg、20mgがあり特徴としては効果が出るのはゆっくりですが、効き目が長いというのがバイアグラと比較しての大きな違いといえるでしょう。

例えばタダラフィル20mgを使用すると効果にピークが服用してから3時間後にきて、その影響は最長で36時間続きます。
効き方をみるとバイアグラよりもよりゆっくりと効果が得られるという人が多いです。

効き目が緩徐な分、副作用も少なく、さらに食事摂取の時間に影響を受けにくいことも利点です。
海外ではウィークエンドピルとも称され、週末金曜夜に服用し日曜朝まで薬の効き目があり、人気があります。